相撲の歴史を人権の視点で…

 私は筋金入りの大相撲マニアです。他のことはともかく、大相撲に関してだけは「博識」といえるのではないかな、と自負しています。現在、縁あって、東関親方(元幕内・潮丸)率いる東関部屋を応援する、京都の後援会の役員をしています。広報担当なので、今、五月場所へ向けた「後援会通信」の作成にとりかかろうとしているところです。空きスペースがあれば、地元・京都にちなんで、明治期の京都相撲の横綱・大碇紋太郎のことを、コラム風に紹介してみたい…などと考えています。

 さて先日、近世部落史などを研究しておられる元・京都文化短期大学教授の辻ミチ子さんとお話ししているとき、話題が相撲のことに及び、辻さんから、「相撲の歴史を、“人権”の視点でまとめてみてはどう?」とご提案いただきました。なかなか面白いかもしれません。江戸勧進相撲から現在の大相撲に至る東京相撲の歴史を“人権”の視点をふまえつつ辿り直してみるのも興味深いですが、京都あたりの地方相撲・草相撲に焦点を当てながら、“人権”の視点をふまえてその歴史を辿ってみるのもいいかもしれません。まあ、いつになるか分かりませんが、できれば早いうちに、こうした作業にも着手してみたいと思います。